2021年度より源流大学で取り組んでいる「水源の森再生プロジェクト」の第5回の講座を開講いたしました。
これまでに、2021年6月(道づくりとボサ置き)、10月(石積み)、12月(土地の読み方)、2022年4月(植樹マウンドづくり)の4回を実施しており、今回は広葉樹の植樹をおこないました。
1年前に活動をはじめた際とは、山林内の環境は大きく変わっていました。一年前には見られなかったコナラやモミジが芽吹いています。
※過去の活動報告はこちらをご覧ください。
2021年06月25~26日 | 第1回「山の涵養力を育てる作業道のつくり方」 |
2021年08月01日 | 番外編「竹林整備編」 |
2021年10月9~10日 | 第2回「山の涵養力を育てるボサ置き・土留め・石積みの施工」 |
2021年12月04~05日 | 第3回「山の観察力を身に着ける」 |
2022年04月02~03日 | 第4回「植樹に向けたマウンドづくり」 |
2022年05月21~22日 | 第5回「落葉広葉樹の植樹と、皮むき間伐」 |


植樹の作業を実施した5月21日(土)の午後については、本プロジェクトでは初めて小菅村民も参加してのイベントとして開催しました。2歳~小6の子ども7名を含む20名以上の方にご参加いただきました。
高田氏による簡単な植樹のレクチャーを受け、さっそく植え付ける作業を開始しました。
子どもたちは、穴を掘る、炭をまく、落ち葉を混ぜる、苗木を植え付ける、といった作業に慣れてくるのも早いです。お気に入りの樹種を自分で選んでみたり、植えた木が将来どんな風に育っていくか考えたり、と楽しんでもらえていた様子でした。


1か所のマウンドに3~6本の苗木を植樹し、今回の講座で18樹種、計750本以上の苗木を植樹しました。


講座2日目には、皮むき間伐を実施しました。
昨年度も、20本ほどの皮むき間伐の作業はおこなっています。今回は一気に50本以上の木の皮むきをおこないました。これによりパッチ状に山林内に日光の差す箇所ができ、林床に芽吹いた次世代の広葉樹が育ちます。


計5回の作業を経て、作業地の山林には山の水源涵養力を高める作業道が整備されました。まだ作業が行き届いていない箇所を改めて見てみると、作業による変化がよくわかります。



今後の苗木の成長を見守りつつ、さらに水源林の再生活動を進めていきます。次回の講座は9月下旬~10月上旬を予定しています。詳細は今しばらくお待ちください。

今回植樹した苗木の種類(18樹種)

















