5/20(土)~21(日)に、水源の森再生プロジェクト3年目初回の活動を実施いたしました。
継続して参加してくださっている方が、今回も全国からお集まりいただきました。ありがとうございます。
今回は、冒頭にこれまでの作業の振り返りと、変化を観察する時間を設けて、水源の森内を回りました。
2年前、1年前に巻き枯らしを行い、皮むき間伐の準備をした木が枯れて林床が明るくなっている様子、新たに芽吹いた広葉樹の実生も見られました。
一方で、1年前に植樹した広葉樹の苗木は、この春芽吹いた新芽がシカに多く食べられてしまっていました。
また、昨年17種類の広葉樹を植樹しましたが、標高700m程度の小菅村に自生する樹種でないカシ類やクヌギなどは、生存率も低いようでした。
今回の作業は、参加者自身で地形や作業後の経過を観察して、必要な作業を考えて実践しました。
道づくり、マウンドづくり、ボサ置き、谷しがら、石積み……など、これまでに行った作業を振り返りながら、これから進めるパッチ状間伐を意識して、広葉樹が育つ森づくりを行いました。
広葉樹の森の育成を進めるため、数年目の苗木を30本ほど新たに植樹しました。
また、巻き枯らしから2年が経った木の一部を、実際に間伐しました。時間が経ちすでに葉が枯れ上がっているため、少しずつ林床に光が差すようになってきていましたが、まとまった何本かを間伐することで、さらに明るくなりました。
整備によって生じた丸太は、森林整備の資材として林内で引き続き活用することもできますし、搬出して加工し、材として活用することもできます。森林の整備を進めることで、山主に還元できる形も作れて行けたらと思います。
巻き枯らしから1年が経った木が林内には数十本ありますので、さらに2年後には、大きく景観が変化していくと思います。
今年度2回目の講座は10月に開催を予定しています。こちらは日程や内容が決まり次第お知らせいたします。
また、今後は月に1回のボランティア作業「源流の森整備隊」を開始いたします。
第1回を6/28(水)、第2回を7/20(木)に開催いたします。後ほど詳細を告知いたしますので、こちらもご検討ください。