【開催報告】調布×多摩川源流SDGsツアー「川の繋がりを食べて知る編」

3月25日(土曜日)に調布×多摩川源流SDGsツアーを開催しました!
昨年よりスタートした当ツアーは今回で4回目です。

SDGsの項目がかかれたカードで学ぶ
第3回の様子。こんにゃく畑にて

『源流SDGsツアー』は調布の市民グループ「野遊びくらぶ」さんと共同で開催しているツアーです。

小菅村は多摩川の源流域に位置しています。源流の村の生活に根付いている「負荷の高くない循環型の暮らし」や「源流であることを生かした暮らし」を五感で体験しながらSDGsを学んでいきます。

第4回目は「源流と下流。川の繋がりを食べて知る」をテーマに村内を巡っていきました。

小菅養魚場にて
生きたヤマメを観察

はじめに訪れたのは『小菅養魚場』です。ヤマメ・イワナ・ニジマス・富士の介甲斐サーモンレッドなど数種類を養殖しています。案内してもらったのは、養殖業歴50年の名人「古菅一芳さん」です!

養魚場のすぐ隣には多摩川に繋がる小菅川が流れており、川の水を養魚場に引き込み養殖を行っています。

源流の綺麗で美味しい水で育った魚は、春夏秋冬の気温の変化にも強く、身が引き締まり、美味しくなります。

しかし自然を利用して行う養殖には、難しい点もあり水温が暖かい時期(10℃以上)はエサをよく消化し成長が早いのですが、10℃以下の寒い時期は消化が悪く成長が遅くなります。

また雨や台風時には落ち葉や砂利が水路を詰まらせてしまいます。水路が詰まると魚が死んでしまうため、水路の点検・掃除は欠かせません。

お昼に食べるヤマメを観察し、しっかりと「いただきます」を伝えてフィッシングヴィレッジに移動します。

ヤマメを自分で捌いてみる
廣瀬屋旅館さんのお弁当。富士の介を使ったマリネも!(左上)

フィッシングヴィレッジでは、先ほど養魚場で泳いでいたヤマメを自分で捌きます。

捌き方の指導は「加藤源久さん」「小林史門さん」のお二人に指導していただきました。

魚を人生で初めて捌く方も多く、苦戦しながらなんとか全員が捌くことができました。

その後ヤマメの塩焼きが焼きあがるまでにお昼ご飯を食べ、前半の振り返りとしてSDGsについてみんなで考えました。

お昼後にSDGsをみんなで考える
炭火でじっくり焼かれたヤマメは頭から尻尾までまるごといただきます

・小菅村やみんなが住むまちは住み続けられるのだろうか

・つくる責任、つかう責任。普段の生活や食事で意識したことがあるのだろうか

・今日の男女比を見て…ジェンダー平等を実現するってどういうことだろうか

17の目標が書かれたSDGsのカードを見ながら、意見を言い合いみんなで考えていきます。

そして焼きあがったヤマメの塩焼きを美味しくいただき、最後の目的地「清流苑(浄化センター)」に移動します。

特別に見せてもらった分解中の下水
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多摩・清流苑(小菅浄化センター)は、村で出た下水を集め処理している施設です。東京都の重要な水源である奥多摩湖の水質保全を図るために、東京都の協力のもと平成4年に完成しました。

集められた下水は微生物によって、水と汚泥に分けられます。

上澄みの水はさらにろ過され、塩素で消毒・殺菌をし、横に流れる川へと流れていきます。

※塩素は人間にも魚にも害のない濃度です

汚泥は脱水されパサパサの状態(=汚泥ケーキと呼ぶ)になります。長作地区にある浄化センターででた汚泥ケーキは畑の素(堆肥)となり、村の中で循環していきます。

ご参加いただきありがとうございました!

生きていくために必要で大切な「水」。

今回は源流の水に関係する様々な場所を見学し、五感を使いながら体験していきました。

養魚場で魚を見て、フィッシングヴィレッジにてヤマメを捌き味わい、川の音を聞いて、浄化センターでは汚泥独特の匂いを嗅ぎました。

参加者の皆様にも川の繋がりを感じていただけたのではないかと思います。ご参加いただきありがとうございました。

源流SDGsツアーは令和5年度も実施予定です。ぜひご参加ください。

◆運営
(主催)任意団体 野遊びくらぶ
(共催)一般社団法人)サステナブルコミュニティ共創機構
(共催) NPO法人多摩源流こすげ(源流大学)
(後援)調布市

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